マウスiPS細胞の凍結

 

マウスiPS細胞の凍結

2013.9.6 Masafumi Katayama

6wellプレートで培養時

1.トリプシン処理

コンフルエントになった、iPS細胞の培地を除去し、PBS2mLで洗浄する。

0.05%トリプシン溶液を1wellあたり500μL加える

0.05%トリプシン溶液調製:0.5%Trypsin/5.3mM EDTA(ナカライ 35556-44)1xPBS(和光純薬:048-29880510倍に薄めてオートクレーブ)にて10倍希釈。

インキュベート(37, CO2 5%, 5min)


2.細胞回収

タッピングで細胞を剥がした後、iPS用培地500μLを加えて、全量を回収

遠心を実施(800g, 5min)


3.保存液の調製

上清を除去後、セルバンカー(BIOLABO:BLC-1)3mL加えて、シングルセルにする。


4.仮保存

保存用バイアルに1mLずつ分注し、イソプロパノールボックスに入れ、-80℃保存庫に仮保存。

イソプロボックスのフタは軽めに閉める。


5.保存

翌日以降に、イソプロパノールボックスから保存バイアルを回収し液体窒素中に保存する。


※保存時、最終細胞密度は1.0x106cell/mL程度が望ましい