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sl


解説

slはいわゆる教師付き学習ユーティリティです. ただし, 何かのプログラムを賢くするためのものではなく, 学習するのは利用者自身です.
平たく言えば, 昔懐かしい(今でもある!?)暗記カードのコンピュータ版です.

サンプルファイル"qa.lst"にしたがってQ&Aのリストを作って,

sl qa.lst
というようにすれば実行できます.
実行すると例えば
[[[ There are 3 items in `qa.lst']]]
***** 3 items to be examined.
3:Q 1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=?
---[CR]
などと指定されたファイル内の問題がランダムな順番で表示されるので, 答えを思い描きつつ [CR]または[Enter]を押します.
すると答えが以下のように表示されるので
3:A 55
---[OK?(y/n)] 
正解できたと思ったらy, そうでなければnを入力します ([CR]または[Enter]を押して入力).
これからわかるように, プログラムの側で特に答えの判定はしていないので, 正解できたと思った場合でも, 自信のない場合にはnを入力できます.

全ての問題が終わると正解率が以下のように表示されます.

***** Try 1: 33.3%(1/3)
あとは残った問題について, 2回目, 3回目の出題が行われてゆき, 全ての問題に正解するまで続きます.

単純なプログラムですが, 短期的な記憶モノにはけっこう効果があります.
私が第一種衛生管理者の試験に合格できたのはこのプログラムのおかげです.

ファイル

sl.c ソースファイル
sl.exe Windowsコマンドプロンプト(いわゆるDOS窓)用の実行形式
qa.lst サンプルQ&Aファイル