マウスiPS細胞のpick up

 

マウスiPSコロニーpick up


用意するもの

96 well マイクロプレート (Low Bindingのものではない、BD Falcon™ 353077)

10ml シリンジ

26G〜24Gの注射針1〜2本

実体顕微鏡


1.6 well plate上のコロニーの位置を位相差顕微鏡で確認し、裏側から油性マジックでマークする。


2.1/1000量のLIFを入れたKSR based iPS Medium*を必要分分注しておく。

*:iPS細胞用培地の作り方はSTEMCCAを用いたマウスiPS細胞の作成を参照)


3.プレートの使用するところに0.05%トリプシンを40μl程度入れておく。


4.実体顕微鏡下でゲージを用いてコロニーを切り離す。


5.2-20μlピペットを5μlに合わせ、イエローチップ内を培地で湿らせる。切り離したコロニーをピペットで吸い、プレートのwellに移す。インキュベーターに置き7分ほど待つ。


6.ピペッティングで細胞をシングルにする(コロニーが大きい場合はトリプシンを40μlさらに足す)。このとき、泡立て過ぎると細胞塊が見えなくなってしまう。底の深い中央部で静かに行うこと。


7.さらにKSR培地を200μl加えてサスペンドする。Feederの培地をKSR培地に交換する。全量を回収し、feederの上に撒く。トリプシン希釈のため、wellのギリギリまでKSR培地を足す(入れ過ぎるとフタにつくので注意)。


8.1日後培地を交換する。培地+LIFで交換し、細胞の生育状況によってはCHIR99021、PD0325901及びThiazovivinを加える。培地交換は毎日行うこと。