「第一回秋田高専 数学教材研究会」
日時 平成21年3月19日(木) 2時より
場所 テクノセンター
2時~2時25分 「4元数とパウリ行列」
吉井 洋二 秋田高専 数学科 准教授
2時30分~2時55 「物理学とフーリエ級数および行列の固有値問題」
成田 章 秋田高専 応用数学科 教授
3時~4時 「フィボナッチ数の数理」
森田 純 筑波大学 数理物質科学研究科 教授
4時~4時半 質疑応答、討論、交流等、 そして閉会
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「4元数とパウリ行列」
量子力学では、電子の運動を記述するのに、簡単な場合でも、
複素数を成分とする2次行列が使われる。実数上では8次元空間が
その舞台となるわけである。この空間内に、数学で有名な4元数と、
量子力学で有名なパウリ行列が、ちょうど鏡に映した形で対峙して
いることを解説する。これは線形代数の基礎を学んだ後の、よき
トピック的教材になると思われる。
発表資料
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「物理学とフーリエ級数および行列の固有値問題」
固体物理学を例に取り上げて、その中でフーリエ級数と
線形代数がどのように使われるかをお話しします。
発表資料
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「フィボナッチ数の数理」
3題噺(入門編・基本編・番外編)の形で平易に概説する。
入門編では特別な予備知識を仮定せずに導入を図り、
身近な話題との関連を中心に紹介する。
基本編では、押さえておくべき必要事項の中から、教材として
有効であろうと思われるものを幾つか選んで紹介する。
番外編では、数学研究と結びつきながら重要なモデルとして
役立っている一例について紹介する。
発表資料