第3回 数学教材研究会

 

 

日時 平成23325() 2時より

場所 秋田高専 テクノセンター

 

. 2時〜230分  

「固有値がすべて正の行列について」

                                                                                                                                      吉井 洋二 秋田高専 自然科学系 教授

   

  固有値がすべて正の行列を素朴に(高校生のように)考察することで、行列論の魅力が見えてくるような教材を紹介する。 発表資料

 

 

. 230分〜320分(質疑応答10分)

「振動現象と微分方程式」 

                                                上田 学 秋田高専 自然科学系 准教授

 

  振動現象は自然や工学のさまざまな分野で現れ、そのメカニズムを理解することはとても大切である。本校4学 年の応用物理の講義では、減衰振動などの代表的な振動現象の性質や機構を、微分方程式を解くことを通して理解させたいと考えている。今回の研究会では、そ の講義の中で微分方程式がどのように用いられているか、また、講義でどのように展開していくかを紹介するとともに、学生の理解における難所等を挙げ議論し たい。 発表資料

 

 休憩(10分)

 

 

. 330分〜4時30分(質疑応答10分) 

「数学的顕微鏡」 

                                              芦野 隆一 大阪教育大学 数理科学科 教授

       

   ウェーブレットとよばれる特別な波形を使って自然界に存在するいろいろな変動を調べることができる. この方法は数学的顕微鏡であるともいわれている. いくつかの例を通してウェーブレットで何ができるかを紹介し,教材としてのウェーブレットについて皆さんと議論したい. 発表資料

 

 

. 4時30分〜5時頃まで 

 全体を通して、今後の課題、討論、交流等、そして閉会