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岩手大学 農学部 分子生命科学コース 

視覚神経科学研究室のホームページへようこそ。

最近のNEWS


2026.10.08 当研究室のオプトジェネティクス技術ページをリニューアル
       研究内容から進んでください~

2026.08.21 B4高橋優芽さんと平良木彩羽さんが第4回Ocular Scientific Meetingで学生奨励賞受賞

2026.06.26 菅野江里子教授が挑戦的研究(萌芽)に採択

2026.04.10 博士課程1年横山貴紀さんの論文がScientific ReportsにAccept
https://www.nature.com/articles/s41598-026-46487-w

2025.09.30 冨田浩史教授が2025年度ディープテック・スタートアップ国際展開プログラム(D-Global)に採択
https://www.jst.go.jp/program/startupkikin/deeptech/project2025_01.html




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研究室紹介

 

 映画を観る、音楽を聴く、食事を味わう、豊かな香りを嗅ぎ、手で触れる――。私たちが日々の生活を営むうえで、五感の働きはきわめて重要な役割を担っています。なかでも「視覚」は、外界からの情報の約8〜9割を受け取っていると言われており、人間の日常生活における視覚への依存度は圧倒的に大きいのが現実です。

 しかしながら、網膜の疾患や不慮の事故などによって一度光を失ってしまうと、現在の一般的な医療では、その視覚機能を根本から回復させる画期的な治療法は確立されていません。

 当研究室では、生物学的アプローチである「遺伝子治療(光遺伝学)」と、最先端の工学技術である「人工網膜チップ」を高度に融合させ、失明された患者さんが再び「視覚機能を取り戻す」ための革新的な治療法の開発に日々挑んでいます。

目の構造topics


 私たちが「物を見る」ためには、光が角膜と水晶体を透過し、眼球の奥にある「網膜(もうまく)」に映像として投影される必要があります。水晶体はカメラのレンズのような役割を担っており、対象物との距離に応じて自らの厚みを変えることで、網膜上に正確にピント(焦点)を合わせています。また、角膜と水晶体の間にある「虹彩(こうさい)」という器官は、その大きさを変えることで、網膜に入る光の量をコントロールする「絞り」の役目を果たしています。

 目はよくカメラに例えられ、【絞り=虹彩、レンズ=水晶体、フィルム=網膜】と言われます。しかし、網膜は単に映像を記録するだけのフィルムとは大きく異なります。網膜上に投影された光の映像は、網膜内に張り巡らされた複雑な神経細胞ネットワークによって、その場で高度な「第1段階目の情報処理」が行われているのです。

■ 網膜内の視覚シグナル伝達の仕組み

 網膜には、それぞれ特有の機能を持ったさまざまな神経細胞が存在します。網膜に飛び込んできた光の映像は、まず最奥部にある「視細胞(しさいぼう)」で受容され、電気信号へと変換されます。その情報は「内顆粒層(ないかりゅうそう)」の神経細胞へと送られて整理され、最終的に「神経節細胞(しんけいせつさいぼう)」で脳へ送るための電気パルスへと変換されて、視神経を通じて脳へと伝わります。

 ヒトが物を見る裏側には、このような緻密なリレー構造があります。そのため、光の入り口である視細胞や、中継地点である内顆粒層の細胞、そして脳へ信号を送る神経節細胞など、いずれかひとつの細胞が障害されるだけでも、私たちは視覚に重大な障害を来すことになります。当研究室は、この途絶えてしまったリレーを最新技術でつなぎ直す研究を行っています。

視覚神経科学研究室

〒020-8551
岩手県盛岡市上田4-3-5

TEL 019-621-6427